WIDE つくばNOCでは2026/02/27からZig 言語( https://ziglang.org/ )のミラーサービスをベータとして開始いたしました。
また、2026/02/29から本ミラーサービスは公式入りし、実際に様々なZigツールから参照されています。(参考 : https://github.com/ziglang/www.ziglang.org/pull/590 )
詳細はZigコミュニティミラーサービスのページ を参考にしてください。
本サービスの意義
Zig言語の運営であるZig Software Foundationはコストの上昇等を理由にAWSによるバイナリのホスティングからセルフホスティングへの移行を発表しています。
ですが、その環境では少なくとも日本国内からのダウンロード速度が非常に遅いという欠点があるみたいです。2026/03/01時点でziglang.orgを適当に正引きするとサーバはドイツのホスティングサービス(Hetzner)でホストされているようで、国内からの遅延は数百msぐらいあります。
Zig言語では少なくとも自動化されたツールからは署名の検証を前提にコミュニティミラーを利用することを強く推奨しています。もちろん、コミュニティーミラーサーバをホストすることも奨励されています。
コミュニティミラーサーバーの一覧は https://ziglang.org/download/community-mirrors.txt にありますが、誰が契約しているのかいまいちよくわからないCDNとレンタルサーバー、また自宅サーバっぽいものしかなく、また基本的に個人によって運営されているのでミラーのサービスアウト・インが激しいように見えます。
これらにWIDE つくばNOCが参加することによってある程度の継続性が期待でき1、WIDE Projectのバックボーンによる高速なミラーを提供できるため、Zig言語の今後の発展に微力ながら貢献できると考えます。
その他課題等
Zig公式は community-mirrors.txt からランダムにミラーを選ぶことを推奨しているようです。日本国外から、本サービスへの取得ではそこまで早いものではないと思います。WIDE Project は国際回線も比較的太いと思うため、よほどの問題があるとは思いませんが、将来的にはZSF側で地域性を考慮した選択の実装を提示することや、mirrorbitsのようなグローバルロードバランスの仕組みが整備されることを期待しています。
また、本来こういったミラーサービスは既にサービス提供されているFTPミラーサーバーにて提供すべきですが、毎ビルドごとのミラーが必須とされていたり、リクエストのパスをパースしてupstream(ziglang.org)のURLを構築する必要がある等、特殊な要件があるため独立した別のサービスとして公開しています。
なので、実態としてはミラーというよりもプロキシというのが正しいです。キャッシュされていないファイルに対するリクエスト(主にdev buildを要求するもの、releaseは古くなければ基本的にキャッシュされているはず)に対する応答は極めて時間がかかります。2
保証するものではありませんよ!
3分ぐらいかかります......